2006年4月 8日 (土)

オーストリアのナンバープレート(その3)

 さて、ナンバープレートシリーズも今回が最終回。一般車両の御紹介は終わったので、今回は特殊車両や特殊なナンバープレートを御紹介します。

《前回までのあらすじ》バイクに乗っていた頃のゆわぐい。寝不足でふらふらしながら運転中、赤信号で前方に車が止まっているのに気がつきながら、どうしても止まる動作ができない。停車中の車に衝突し、運転手のおばさんが出てくる。絶体絶命のゆわぐい。そんな中、ゆわぐいのとった起死回生の策とは・・・。

 さて、前回までで、オーストリアのナンバープレートは国の表示の後、登録地の記号が来ると書きましたが、いくつかの車両についてはその規則が適用されず、特殊な記号が付きます。まずはそんな車両を御紹介します。

Photo_17  最初に、連邦軍(Bundesheer)の車両。記号は「BH」、エンブレムはオーストリアの紋章が用いられます。ちなみにこの写真、街中にある軍の駐屯地に行って撮ったのですが、写真を撮ろうとしたら警備兵に見つかり危うく捕まるところでした。とりあえず物陰に隠れて警備兵がいなくなるのを待ち、そーっと撮ったものです。かなーり怖かったです。

 次に警察。その前にオーストリアの警察について語っておくと、今までは連邦警察(Bundespolizei。いわゆるPolizei。ポリツァイと読みます)と地方警察(Gendarmarie。なぜかフランス語っぽくジェンダマリーと読むらしい)の2種類がありました。でも実は地方警察、今年から連邦警察と統合されてしまい、組織としては今はPolizeiしかありません。

Photo_18Photo_19Photo_20    これは正真正銘の連邦警察。特殊記号は「BP」。やはりオーストリアの紋章がつきます。パトカーはデザインが最近変わってきており、真ん中が新しい色、右が従来の色です。

BgBgcar   次は(旧)地方警察。特殊記号は「BG」、オーストリアの紋章付きです。なんで特殊記号に「B」がつくかというと、正式には「Bundesgendarmarie(連邦地方警察?)」といって、連邦内務省の管轄下に置かれていたという、Polizeiとイマイチ区別のつきにくい組織でした(ちなみに、Gendarmarieは本来は憲兵隊とかの意味らしいです)。今まではパトカーにGendarmarieと書かれていたのですが、統合に伴い、今はその上からPolizeiというシールが貼られています。ただナンバーだけはまだ変更しきれていないようで、いまだにBGが用いられています。

 ここまでくると、連邦政府関連の車が特殊記号+オーストリアの紋章を用いるというのが想像できると思います。実はもう1種類、特殊記号を使うものがあるのですが、おわかりになりますでしょうか?

 軍、警察とくれば、当然これでしょう。

Photo_1  そう、モビルスーツ。

 

 

Eva  じゃなくて、エヴァンゲリオン。

 

 

Photo_21Photo_22   なーんてことはなく、実は郵便配達(Post und Telegraphienverwalt)。記号は「PT」を使います。オーストリアもどこかの国と同様に郵便事業は公営ということなんでしょうね。やっぱり民営化が問題になっているようです。

 あ、そうそう、オーストリアの大統領などVIPの乗る車は特殊記号「A」と紋章がつくらしいですが、なかなかお目にかかれません。

Wd  あとこれは若干特殊ですが、外交官ナンバー。これには特殊記号「WD」がついて、オーストリアの紋章ではなくハイフンがつきます。番号部分の頭3桁でどこの国の大使館・代表部かがわかる仕組みとなっています。ついでに、シュタイヤマルクトにどこかの国の領事館があるらしく、そのナンバーにはWDでなく「GK」というゴールキーパーみたいな記号がつくそうです。

 ここまでで特殊記号は終わり。お次は末尾に特定の文字がつく車を御紹介します。なお、これはウィーンだけのお約束だそうです。

Photo_23  まずはタクシー。末尾に「TX」がつきます。

 

 

Photo_24Photo_25   次に救急車。末尾に「RD」がつきます。

 

 

Bus  次に、いわゆる普通の乗り合いバス。末尾に「LO」がつきます。

 

 

Pict0013_4  そんで、消防車。末尾が「FW」です。

 あといくつかあるのかもしれませんが、まあよく見るところはこんなもんでしょう。要は、民営または州以下の事業用で、公益性の高いものということなんでしょうね。

 お次に、色が違うナンバー。

Photo_26Photo_27  これは、どうも意味がよく分からないのですが、売り物の車を運転しているカーディーラーが青ナンバーになるそうです。それにしてもこのポルシェ、渋い・・・。

 なお、仮ナンバーも青です。

Personalized  最後に、自分で好きなものにしたナンバー。日本でもありますが、こっちはアルファベットが使えるので、名前にできるなど自由度が格段に広がります。ちなみに、このパーソナライズしたナンバー、とるには145ユーロ(約2万円)もかかるそうです。

 これでナンバープレートのシリーズはおしまい。おもしろいのが見つかったら、適宜更新していきたいと思います。

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 お楽しみいただけましたでしょうか?

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2006年4月 6日 (木)

オーストリアのナンバープレート(その2)

 前回の続き。

《前回までのあらすじ》ウィーン郊外の某研究所を見学に行ったゆわぐい。先方の説明の最中、突如として便意を覚える。脂汗を流しながら説明が終わるのを待つゆわぐい。彼に訪れた意外な結末は・・・。

The_states_of_austria_numbered_1  また、説明に便利なので地図を出しておきます。前回は9番と1~3番を御紹介しました。

 

Photo_12  まずはオーバーエーストライヒ(Oberöstreich)州。地図では4番。州都はリンツ(Linz)。Lはリンツです。実はこの州、あまり印象がないんですよね。

 

Photo_13  これはザルツブルク(Salzburg)州。地図では5番。州都もザルツブルクですね。ザルツブルク州とオーバーエーストライヒ州との境目に、サウンド・オブ・ミュージックの舞台になったザルツカンマーグート地方があります。HAは、どこだかわかりません(涙)。王冠のついたエンブレムがおっしゃれー。 

Photo_14  これはシュタイヤマルク(Steiermark)州。地図では6番。オーストリアの緑の辺境地などと悪口を言われますが、州都はオーストリア第2の都市であるグラーツ(Graz)。ワインが有名ですが、リンゴの産地でもある。Gはグラーツですね。

Photo_15  これはチロル(Tirol)州。地図では7番。州都は冬季オリンピックが行われたことのあるインスブルック(Innsbruck)。僕が一番好きな州です。特に夏のチロルはもう何も言うことがありません。ただただ最高。なお、地図を見ていただくとおわかりになりますが、チロル州は2つに分かれています。これは、えぐれている所(南チロル地方)も昔はオーストリアの領土だったのですが、第1次大戦で負けたことからこの地方をイタリアに取られてしまい、結果として2つに分かれてしまったのです。ちなみにこのイタリア領南チロル(イタリアンチロル)、文化的にはほとんどオーストリア。街中の看板もイタリア語とドイツ語が混在しており、興味深い所です。ILは、インスブルックの田舎の方です。

Photo_16  最後にフォアアールベルク(Vorarlberg)州。地図では8番ですね。州都はブレゲンツ(Bregenz)。ウィーンから見ると、もう秘境という感じ。ほとんどスイスですね。去年の10月にリヒテンシュタインやスイスなんかを廻ったのを12月に記事にしましたが、その時の自動車を積んだ列車の終着駅がこの州のフェルトキルヒ(Feldkirch)でした。DOは、上記記事にも出てくるドルンビルン(Dornbirn)です。

 なお、エンブレムの数は州の数と同じ9種類ですが、登録地は数十種類あります。これを全部揃えるのはさすがに拷問に近いので、お許しを。

 次回は、特殊車両系を御紹介します。

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 一つのネタで何回も引っ張っているなんて思わないで、ぽちっと押してください。

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2006年4月 4日 (火)

オーストリアのナンバープレート(その1)

 EUができてから、域内での人とモノの移動がかなり自由になり、ウィーンにいるといろんな国の自動車を見かけます。

Photo_9  これはドイツの車。同じアパートにもドイツナンバーの車を持つ人がいます。ちなみにこの人はウィーン大学の教授。ドイツだと自動車登録税がオーストリアよりも安いからそうしているそうな。そんなこと許されるの?

 

Photo_10  これはスロバキアですかね。

 

 

Photo_11  これはハンガリー。やっぱり場所的に旧東欧のが多いですね。ちなみにこの車、日本ではよほど通な方以外はご存じないのではないでしょうか。SKODA(スコダとかシュコダとかシェコダとかズコダとか人によって呼び方が違う。本当は???)という、チェコの自動車・軍事メーカーです。値段が安いので結構ウィーンでも見かけます。

 こういった各国のナンバープレートと比べて、オーストリアのものはひと味違い、ちょっとしゃれっ気があります。

 今回はナンバープレートを御紹介するとともに、それを通して、オーストリアの地理をちょっとおさらいしてみましょう。ちなみに僕は子供の頃、「おさらい」という言葉が人さらいみたいで怖かったのだが、これは本編とは全く無関係。ついでに、「茶碗蒸し」も虫が入っているようで怖くて、ギンナンが虫の卵と思っていた時期があるのも今や遠い昔の出来事である。

The_states_of_austria_numbered  オーストリアには9つの州があり、それぞれが独自の行政を行っています。そんで、それぞれのエンブレムがあります。オーストリアのナンバープレートにはその登録州に応じて、それぞれのエンブレムを図案化したものがくっつきます。こういうのって僕が知る限り他のヨーロッパの国ではないようなきがします。なお、このナンバープレートのエンブレムをデザインしたのは、以前記事にしたフンダートヴァッサーさんとのこと。

 ナンバープレートの特徴というか規則としては、一番左にEUの国籍表示、次に登録地(登録州の中の陸運局のある都市)毎の記号(最大2桁のアルファベット)、登録州のエンブレム、最大6桁の数字orアルファベットとなります。

Photo_2  まずは、おなじみウィーン。地図では9番。都市であり州でもあります。ですから、州都はウィーンなんですかね。Wがウィーンのしるし。このナンバープレートが最新版です。

 

Photo_3  これは古ーいウィーンのもの。このくらい古くなるとプレミアがついて取引されるそうです。

  

Photo_4  これはちょっと昔のもの。最新版とどこが違うかおわかりですか?そう、EUの国籍表示がついてないですね。

 

Photo_5  これはバイクのもの。

 

 

Photo_6  次に、これはブルゲンラント(Buegenland)州のもの。地図では1番。州都はアイゼンシュタット(Eisenstadt)。MAってのは、マッタースブルク(Mattersburg)という街。

 

Photo_7  お次は、ケルンテン(Kärnten)州。地図では2番。州都はクラーゲンフルト(Klagenfurt)。イタリアに行く時の通り道。きれいな湖が多く、夏は湖水浴が最高です。海水浴なんて比べものにならないくらいいいっすよ。あと、大氷河グロースグロックナー。真夏でもスキーウェアが必要です。SPはシュピッタル(Spittal an der Glan)です。

Photo_8  これはニーダーエーストライヒ(Niederösterreich)州。地図では3番。州都はザンクトペルテン(St. Pölten)。下部オーストリアって意味ですね。ウィーンをぐるっと囲んでいるので、ウィーンをどの方向に脱出しても必ずこの州に入ることになります。メルク(Melk)の修道院がある州ですね。MEはそのメルクです。

 次回は残りの各州のものを御紹介します。

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2006年3月26日 (日)

夏時間スタート

 最近は日が長くなってきて、子供をスクールバスに送りに行く時もすっかり明るくなってます。冬真っ盛りの時はまだ暗かったのでつらかったのですが、最近はもう余裕です。

 そんな中、今日から夏時間がスタートしました。ということは、せっかく明るくなった朝も1時間早くなるというか遅くなるというか、朝7時半のお送りタイムが今までの6時半の明るさになってしまうので、なんか損をした気分になってしまいます。

 とはいえ、やっぱサマータイムは偉大です。これから日が長くなればなるほど勤務時間が終わってもまだ明るく、夕方の過ごし方が多様になります。暖かくなるとカフェがどんどん屋外に席を出してきますので、夕方の風に吹かれながらのんびりとメランジェをすするも良し、運動をするも良し。

 どうして日本で導入しないのか、不思議でなりません。日本人は余暇の過ごし方が下手なので意味がないとか言われますが、そうであったとしても、夏の朝、まだ涼しい時に出勤できることを思えば意味のあるものという気がします。

 サマータイムへの切り替え時に混乱が起きるとか言われてますが、ヨーロッパではお年寄りも含め、みんなちゃんと対応してます。肉体への負荷なんてたった1時間ではまったくありません。ま、確かに労働強化になる可能性はあります。外がまだ明るいのでだらだら仕事をしていると、ふと時計を見てびっくりしてしまうこともありますし。とはいえ、これは労使双方の心がけ次第ですし。あと、切り替え日に旅行をするのは結構危険ではあります。去年の切り替え日は出張先のオスロからちょうどウィーンに帰る日、しかも朝の飛行機だったので、うろたえたことを覚えています。とはいえ、切り替え日前日にちゃんと時計を1時間進めておけば何の問題もないのです。

 ま、何にせよ、暦の上では冬が終わったことになります。これから楽しむぞ!

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2006年1月20日 (金)

サランラップ待望論

 僕の好きなkotaroさんのブログ「イタリア子連れ放浪記」(http://ariak.exblog.jp/ リンクのところに登録してありますヨ)に、サランラップのことが書いてあるのでまねをしてみる。

 kotaroさんの事実認識には全く同意。こっちのラップはとにかく切れが悪い。無理をして切ろうとすると、にょわーっと伸びてしまう。さらに無理をすると最後にはぶちょっと引きちぎるような感じで切り離すのですが、当然しわくちゃになる確率がかなり高い。初めはあののこぎり状のカッターが悪いのかと思ったけど、ラップの材質自体が変みたい。

 それを考えると日本のサランラップのあの切れ方、びゅーてぃふるです。あの「真ん中を押さえてくるっぱっ」、最高です。えくせれんとです。

 張り付き方について、kotaroさんはこっちの奴の方がよいとの御説ですが、僕はサランラップの方が良かったような気がする(少なくともサランラップとクレラップについては)。

 毎回ラップを使うたびにストレスを感じるのはいやじゃ。これ以上鬱にさせないでくれー。こっちで売り出さないかなー、サランラップ。ああ、書けば書くほどサランラップへの愛が高まっていく。今この瞬間、かつてないほどサランラップL・O・V・E♡

 こんなことを書いていると、メーカーさんがお礼として20個ほど送り届けてくれるんじゃないかと淡い期待をしているんすが、甘いっすか?甘いっすね。

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2006年1月 4日 (水)

住所の絞り込み方法

 オーストリア(他のヨーロッパもそう?)に住んでみると、どこかに行く時にその場所をどういう風に特定するかが日本と随分違うと感じます。

 例えば日本では、○○県△△市□□※丁目XXXという住所になりますよね。ということは、県→市→地区名→丁目→番地 という具合に、2次元的な広がりを持つ区域をどんどん狭めていくことによって、最終的な位置を特定しています。

 それに対して、こっちでは、○○通りXXX番地△△市という住所表示をします。ですから、○○通りという1次元的なシロモノが極めて重要になります(ウィーンにも東京都同じく23の区があります。ただ、区は日本と同じ行政組織ですので、場所探しの上では本当に大まかな場所を指し示すにすぎません。特に住居表示では郵便番号に現れる(例えばウィーン市23区ならA1230、同7区ならA1070となる)以外、出てきません)。通りさえわかれば、道の片方が奇数番地、もう片方が偶数番地で、両方とも増えていく方向は一緒ですから、あとは確実に目的地がわかります。

Altstadtuebersicht  ということで、こっちではどんなに細い道でも全て名前が付いています。ちなみに、オーストリアでは、普通の道はstraße(例:Himmelstraße)、ちょっと細くなるとgasse(例:Weinberggasse)、もっと細くなるとwegと大まかな使い分けがされているようです(ドイツではgasseは使わないと聞いたことがあります)。

Pict0001_10  ウィーンに来たばかりの頃は本当に場所探しで悩みました。特に自動車を運転している時。慣れない左ハンドル車を運転しながら曲がり角とかにある通り名の標識(写真参照。19区PeterJordanstraßeと書いてある)を即座に見て曲がらなきゃいかんわけで、街中だとこれに一方通行という難問が追加されますから、ああなんてわかりにくいやり方なんだろうと嘆き悲しんだものです。日本では、信号の下とかに□□※丁目みたいな標識が付いてますから、大体の場所がわかりましたからね。

 でも、慣れてしまうとこっち式のやり方の方がわかりやすいです。日本のやり方だと、□□※丁目までは比較的たどり着きやすいのですが、そこから目的の番地を見つけ出すのがかなり難しい。番地の並びの規則性がほとんどない上、番地を示す標識は日本にはないですからね。小さな家が入り組んだ住宅地などでは絶望的になります。一方、こっち式では、通りを見つけるのが難しいだけで、地図を予め見ておき、目印となる別の通りや建物を覚えておけば(要は目印を見つけるのに慣れが必要)、目的の通りに入るのは実は結構簡単で、目的の番地は上記のとおり規則性はばっちし、番地を表示する標識が至るところにあるので、かなり確実です。

 ということで、一見難しいけど慣れてしまえば確実なのがこっち式、ある程度近くまで行けるけど最後の最後が難しいのが日本式なんでしょうかね。なんとなくこの図式は人間関係にも通じるような・・・。なぁーんて三流エッセイみたいな終わり方をしたりして。

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2005年12月 6日 (火)

オーストリアの高速道路の料金

Pict0002_2  アパートの駐車場に車を止めて部屋に向かおうとしたら、お向かいの家の車がおもしろかったので、失礼ながら一枚撮らせてもらった。

 オーストリアの高速道路(アウトバーン、Autobahn)には料金所がなく、使う人は予め高速券(ビニエット、Vignette)を買って、フロントガラスにくっつけておく必要がある。写真の中段左のが今年の1年間ビニエット。下段のが2ヶ月間有効の去年版ビニエット(毎年色が変わる)。1年分のものは約73ユーロ(約1万円)で国内乗り放題。2ヶ月のは約22ユーロ(約3000円)。この他に10日間券もあるらしい。僕は毎日通勤でアウトバーンを使うから、このやり方はとてもお得。絶対元を取ってるな。

 年間券は前年の12月から翌年の1月末まで、約14ヶ月有効。ということは当年の2月1日からは確実に新しいものに換えなければならず、2月の初めは警察がアウトバーンで検問をやったりかなり厳しく取り締まる。そのほか、年間を通してアウトバーンの休憩所の駐車場などで止まっている車をチェックするようだ。見つかると400ユーロから4000ユーロの範囲で罰金がかかるので、後悔感が強かろう。

 ヨーロッパの高速道路は国をまたいで走っている。特にシェンゲン協定締結国間は国境のゲートが撤廃されているから、welcome to XXXとかの看板を見逃すと他国に入ったということに気が付かないくらいあっけない。ここからだとドイツに入る時が特にそう。おまけにドイツは高速料金が無料(?)なのか、オーストリアと同様に料金所もないので、本当にシームレスに越境できてしまう(イタリアは日本と同様に料金所がある)。ということは、ドイツ人がオーストリアに来る時はオーストリアのビニエットを買わなきゃいかんということか。

 写真の上段と中段右はスイスのビニエットだろう。オーストリアのビニエットは当然オーストリア国内しか有効でないので、スイスに入ったら、スイスの料金を払わなきゃいかんのよね。考えてみたら、この前リヒテンシュタインとスイスに車で旅行した時には買わなかったなあ。リヒテンシュタインは非EUだから、国境のゲートもあったのに、なんも言われなかったなあ。

Photo  なお、来年用のビニエットは写真のとおり黄金色になるとのこと。別にどうでもいいのだが。ちなみに写真はそのCMのコピーであり、この女性は妻でも娘でもないし、いわんや僕をやであることに注意が必要。

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